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Portfolio NOW!

このコラムでは、毎回1人のデザイナーに旬のデザインを見せていただき、その作品作りのきっかけ、コンセプト、世界観、制作テクニックなどを語っていただきます。リレーコラムですので、掲載クリエイターには次の方にバトンを渡していただきます。

Designer FILE 04:深澤亜衣

キッズ服のカタログ 「Jolly 」の制作

深澤亜衣:グラフィックデザイナー/アーティスト。NYの美大、Fashion Institute of Technologyを卒業。彼女のガーリーでカラフルな作品は、ポップでいてノスタルジックな雰囲気を漂わせる。広告、雑誌、書籍、アパレルブランドのカタログやテキスタイルデザイン、イラストやペインティングなど、幅広い仕事をしている。
http://www.freshaugust.com

●子供服のカタログのAD、イラスト、ロゴ制作まで

●アイデア、世界観

キッズ服のオンラインショップが発行しているカタログ(Spring 2015号)のAD、デザイン、イラストの仕事です。

スタジオかロケでの撮影かなどを含めた写真撮影のアイデアは、フォトグラファーと一緒に詰めていくのですが、今回はスタジオで撮影し、その上から春夏の服とその雰囲気に合ったアイスクリームや、ピザ、ヤシの木、お花などのイラストを足してかわいく演出することになりました。

撮影当日は、子供に分かりやすいように、テーマのシチュエーションをスケッチで見せて説明し、表情やポーズをお願いしました。

この号より、ロゴをリニュアルすることになり、ロゴもクライアントに提案して進めていきました。

ロゴは、子供服のカタログということで、親しみやすく、可愛さがあって、取り扱いの服は男女あるのでユニセックスに通用し、読みやすく、キャッチーなものを目指していくつか作り、提案しました。

●ラフスケッチ
制作過程のロゴです。筆記体ベースのもの、ブロック体ベースのもの、それぞれ作って実際に表紙にレイアウトして検証しました。

●デザインのポイント
最終的に選ばれたロゴは、1から描き起こしたタイポグラフィーで、線の太さや位置をいろいろと動かして、ベストだと思うバランスに作り上げました。

カタログ全体のレイアウトは、シンプルに仕上げました。写真の上に加えたイラストは、洋服の色やシチュエーションと一緒に、カラーリングや雰囲気を合せています。

●使用ツール
使用ソフトは、写真の加工にはphotoshop CC、ロゴとイラスト作成にはillustrator CC、レイアウトにはIndesign CCです。

●デザイン作業

さまざまな視点からのロゴデザインを提案

●ロゴ制作のポイント
今回のカタログではAD、デザイン、イラストまで手がけさせてもらうことができました。通常、ADとデザインだけということもありますし、イラストだけという仕事もあります。

デザインの仕事は、プロジェクトごとにベストだと思うアイデアを提案して、問題解決をしていく作業ですが、イラストを描ける技術があったほうが解決方法の幅が広がる時があり、自分の仕事をしている上で役に立つこともあります。

ロゴ制作は、デザインの仕事の中でとても好きな仕事で、毎回わくわくして、かなりの数を仕上げて検証します。ロゴを作る際に心がけることは、オリジナル性です。美しい既存のフォントも世の中にありますが、タイプしただけで複製できるロゴにはできるだけしないようにしています。既存のフォントをそのまま用いる際は、イラストやイニシャルなどのマークを添えたりするのも、オリジナルにするアイデアだと思います。

●複数のクリエイティブをこなすのもあり

イラストをMacで描く人も多くなり、デザインとイラストの境界線がなくなってきていると思います。ピクトグラムやロゴは、グラフィックデザイナーの仕事ですが、ある意味、イラスト寄りの仕事だと思います。

私はその2つを行き来していますが、グラフィックデザイナーとWebデザイナーを行き来する人や、グラフィックデザイナーと映像作家を行き来する人など、同じクリエイティブのフィールド内でいろいろとオーバーラップしてできるのは強みな気がします。

1つのことを極めるのも大事ですが、どれも上手くできる場合は、2、3肩書きがあってもいいのではと思っています。





次回は内山尚志さんの予定です。

(2015年2月26日更新)

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